みなさん、ダイエット中に毎日体重を測っていませんか?日々の変化を記録しておくことは良いことです。しかし、この習慣があなたのダイエットのストレスの原因かもしれません。
ダイエットを始めると、毎日体重を測る方が多いかと思います。多い方だと1日に何回も測定をして、体重の変化を気にしている方もいらっしゃるかと思います。実際に毎日体重を測るだけで体重が減少したという研究もあるため、体重測定は良い習慣ではあります。
しかし、体重を測ることがストレスになっているなら、一回止めてみるのもアリです。今回は毎日の体重測定がストレスを生んでいるかもしれないという話についてです。
体重は測定する条件によってバラつきが出るもの
まず前提として体重は
- 測定する時間
- 食事のタイミング
- 便通
- 水分量
など多くの要素によって強い影響を受けます。
例えば
- 朝よりも夜の方が1〜2kgほど体重は増加します。
- 食前よりも食後の方が食べ物によって体重は重くなります。
- 便秘気味でお通じが悪いと体重の減りは悪くなります。
- ランニングやサウナなどたくさん汗をかいた後は、水分が抜けて体重は減少します。
体重は測定する時間やタイミング、体調によって大きく変動するため、測定する際は条件は一定にする必要があります。
1日に落とせる脂肪は微量
毎日体重を測定して、あまり変わっていないなと落ち込んでいませんか。目の前の数字に集中するあまり大切なことを忘れています。
1ヶ月で健康的に痩せられるのは、現在の体重の5%程度です。
1ヶ月で現在の体重の5%痩せていたら、ダイエットとしては上出来なのです。
体重70kgの方なら70kg×0.05=3.5kg
ということは、1日ペースだと
3500g÷30日=約116g
1日で変化する体重は116gとなります。
たったの100g程度なのです。
しかし、この少しずつの変化が積み重なって大きな変化になります。先ほど説明したように体重は条件によって大きく変化します。この100gは変化に食べ物や水分量、時間帯によって乱されてしまっても仕方ありません。100gの変化に一喜一憂するのは、精神を消耗してしまうだけです。順調にいっているのにも関わらず、タイミングのせいで落ち込むのはもったいないです。
1週間に1回測定して、数値に悩まずダイエットしよう
とはいえ体重をまったく気にしないのも心配かと思います。
そこでおすすめしたいのが体重を測定するペースは週に1回するということです。
測定する際の注意点としては条件を合わせることです。
最低限揃えたい条件は
- 測定する時間は朝
- お手洗いを済ませた後
測定する時間は朝
何も口にしていない朝が純粋な現在の体重です。
寝る前やお風呂上がりに測定している方は、朝測定するようにしましょう。
お手洗いを済ませた後
便や尿が体内にあると、体重に影響を及ぼします。
より正確に測定するのであれば、お手洗いを済ませた後に測定するようにしましょう。
体重を目安にする際の注意点
- 増減に一喜一憂しない
- 女性は月経周期によっても影響を受ける
増減に一喜一憂しない
どんなに順調にダイエットしても増減を繰り返しながら、右肩下がりに落ちていきます。
少しでも体重が落ちれば嬉しいですが、大切なのは見た目です。
女性は月経周期によっても影響を受ける
女性は月経周期によって体重、脂肪が変化します。一般に生理前は体重、体脂肪が増加して、生理後はストンと落ちることがほとんどです。週1回の測定で落ちが悪くても落ち込まないでください。体重を測るタイミングが生理前ではなかったかを確認しましょう。たまたま生理前で落ちが悪かっただけかもしれません。
生理とダイエットの関係についてはこちらをご覧ください。
思い切って見た目だけで管理するのもアリ
体重にストレスを感じているのであれば、測定をやめてしまいましょう。思い切って見た目だけで管理するのアリです。体重ではなく、見た目と部位のサイズで管理する方法です。
見た目で管理する場合は以下の2つを行ってください。
1週間に1回同じ条件で
- 自撮りする
- ウエストや太ももなど気になる部位を測定する
自撮りする
洗面所や全身鏡で自分の身体を自撮りしておきましょう。自分の体は毎日、目にするため小さな変化に気づけないことがあります。
自分で管理する用で誰に見せるわけでもないため、下着やスポーツウェアなど身体のラインが分かるもので撮影してください。これも週に1回くらいのペースで行います。自分の身体は毎日見るため、小さな変化に気づかない場合があります。あとで見返すと以外と変化していることがあるため驚くかもしれません。
ウエストや太ももなど気になる部位を測定する。
ウエストや太もも周りなどのサイズを測定します。見た目とともに、実際何センチ落ちていたか分かるとモチベーションにつながります。
自覚がなくても変化していることは大いにあるため、せっかくの変化を見逃さないためにも測定しておきましょう。ベルトの穴が一つ縮んだや服のサイズが緩くなったなど小さな変化も見逃さないことが大切です。