身体を作る上で重要な役割をする3つの栄養素を三大栄養素と呼びます。
たんぱく質、脂質、炭水化物です。
英語では、Protein Fat Carbohydrateの頭文字からPFCバランスと呼ばれたりもします。
今回は、三大栄養素の働きと特徴についてみていきましょう。
たんぱく質
たんぱく質は、筋肉や肌、髪の毛など細胞組織を構成する働きがあります。
お肉や魚、卵、大豆製品などに多く含まれています。
たんぱく質は2つの種類があります。
- 動物性たんぱく質 肉類や魚類など
- 植物性たんぱく質 大豆製品など
日本人の食生活では、一番不足しがちな栄養素です。
ダイエットで大切な筋肉を構成する栄養素のため、積極的な摂取が必要になってきます。
たんぱく質を多く含む食材
肉類(牛肉、豚肉、鶏肉、鴨肉)、魚介類(まぐろ、カツオ、サバ、サーモン、タコ、イカ、ホタテ)、豆腐、納豆、卵、プロテインドリングなど
脂質
脂質は、細胞の構成成分、ホルモンの材料など身体機能を調整する働きがあります。
脂質の取りすぎによる余剰分は、コレステロールとして腸管に排泄された後、肝臓で再吸収、再利用されます。
お肉の油や、揚げ物などは避けたい脂質です。
脂質は、ホルモンバランスを保つことに関与しています。女性の場合は、脂質を制限しすぎると、女性ホルモンの乱れから生理不順などが起きるため、注意が必要です。
脂質を多く含む食材
肉の脂身、青魚、調理用オイル(サラダ油、ごま油、ラードオイル、オリーブオイル、アボガドオイル、グレープシードオイル、亜麻仁油、MCTオイル)、ナッツ類(アーモンド、カシューナッツ、くるみ)バター、マヨネーズなど
炭水化物
炭水化物は、主に身体を動かすエネルギー源としての働きがあります。
日本人の食生活は60%が炭水化物とも言われており、過剰に摂取している可能性が高い栄養素です。
日常生活は、炭水化物であふれています。
ご飯やパン、麺類、芋類に多く含まれています。
炭水化物の食べ過ぎによる余剰分は、グリコーゲンとして肝臓や筋肉へ、中性脂肪として脂肪細胞に蓄えられます。
炭水化物を多く含む食材
穀物(白米、玄米、雑穀米)、小麦粉製品(パン、うどん、パスタ)、そば、芋類(じゃがいも、さつまいも、里芋)
三大栄養素には、それぞれカロリーが存在します。
三大栄養素をコントロールする理由はここにあります。
- たんぱく質は1gあたり 4kcal
- 脂質は1gあたり 9kcal
- 炭水化物は1gあたり 4kcal
たんぱく質と炭水化物はそれぞれ4kcal 、脂質はなんと倍以上の9kcal です。
揚げ物や炒め物はカロリーが高いことから想像できるかと思います。
食事のコントロールをする際は、栄養素から食材のカロリーを計算します。
まとめ
三大栄養素は、たんぱく質、脂質、炭水化物
ダイエットでは、三大栄養素のバランスを考えて、カロリーを調整する。