突然ですが、あなたは本当にダイエットが必要ですか?
スタイルの良い芸能人やモデルさんに憧れて、過度なダイエットや身長に見合わない体重を目指す方が増えています。
身長関係なく40kg台を目指したり、標準的な体重なのに過度な食事制限をしたり、健康を害してしまうようなダイエットをされている方も見かけます。
短期的かつ過度なダイエットはリバウンドを引き起こすだけでなく、栄養不足による身体への弊害や摂食障害や過食症など精神の健康も害してしまう可能性があります。
BMIから現在の体重と目標とする体重が適性か確かめてみましょう。
BMIとは
Body Mass Indexの略で、人の肥満度を表す体格指数です。体重kg ÷ (身長m)2で求めることができます。
WHO世界保健機関では、18.5〜24.99を普通体重としており、25以上を過体重 、30以上を肥満と設定しています。
痩せすぎ | 16.00未満 |
痩せ | 16.00以上、16.99以下 |
痩せ気味 | 17.00以上、18.49以下 |
普通体重 | 18.50以上、24.99以下 |
前肥満 | 25.00以上、29.99以下 |
肥満(1度) | 30.00以上、34.99以下 |
肥満(2度) | 35.00以上、39.99以下 |
肥満(3度) | 40.00以上 |
現在の体重は標準?肥満?
日本肥満学会では、22を標準値としています。一般にBMIが22もしくは18〜25の範囲の場合、体重を落とすことを目的としたダイエットは必要ありません。
適正体重の求め方
身長 × 身長 × 22で求められます。
例 身長165cmの場合 1.65 × 1.65 × 22 = 59.89kgとなります。
現在の体重がBMI標準範囲内の方は、体重を気にするのではなく、体脂肪率を下げることを目標にしましょう。
目標の数値は適正?
目標とする体重がBMIの適正範囲内かどうか確認しましょう。
目標体重 ÷ (身長 × 身長)でBMIが求められます。
例 身長165cm 目標体重49kgの場合 49 ÷ (1.65× 1.65) = 17.9となります。
17.9はBMI判定だと、痩せ気味となるため、目標の設定が低すぎるということが分かります。
BMIの注意点
BMIは身長と体重の関係のみで算出されるため、必ずしも正しい判定とは限りません。
スポーツ選手やボディビルダーなど筋肉量が多く、体脂肪率が低い方はBMIでは肥満判定をされてしまうことがあります。
また、逆の例もあり隠れ肥満のような体重は標準的だが、体脂肪率は高い方は、標準判定を受けてしまうこともあります。
このような場合BMI数値から肥満度を判断することが難しいため、あくまでも目安として考えるようにしましょう。
正確な身体状況を把握するためには、体組成計を利用して体脂肪率を確認してください。
まとめ
BMIは22が標準値です。
BMIが18から25の間の方がダイエットする場合は、体重を下げることではなく見た目、体脂肪率に注目しましょう。
BMIは、あくまでも目安です。正確な身体状況を把握するためには、体組成計を利用してください。